ツララ エルホリゾンテ 86(Tulala El Horizonte 86)
ハタ類+溶岩帯という難関を攻略するためのベイトロッド。
中型のハタやクエが潜む荒磯。
難攻不落なスポットを攻略するために。
少しでも多くの魚をキャッチすることを目指して。
荒磯のロックゲーム。
この釣りを難しくしていた原因は、ハタ類のヒット時の行動にありました。
カサゴやソイなどの根魚の場合、着地とも言える体勢で、ボトムや壁に依存して定位しています。
この態勢から餌に対して一直線に向かい、摂食行動をしっかりとって反転します。
ところがハタ類はまず物陰に浮いた形で定位しています。餌が通りすぎようとした際に、一気に襲い掛かるのですが、この際に元の物陰に戻るところまでが急速かつ、一連の動きになっています。
このため、竿が曲がるときにはすでに魚は物陰にいることが多く、ファイトを始める前に根ガカリの状態になってしまうことが多いのです。
■長さ 8.6ft
■重さ 274g
■テーパー レギュラーテーパー~ファスト
■ライン(MAX)
フロロ・ナイロン30Lb
■ルアー ~120g
■対象魚 ロックフィッシュ
エルホリゾンテ86は曲がる部分を極力なくし、棒のように硬く、厚いブランクスをメインとしています。
このバット部分の作用で、バイト時に戻ろうとしているハタ類の目標点となる座標をズラすことが可能となりました。
戻れなくなったハタ類は、次の目標に向かうため、ここでファイトに持ち込む間が生まれるのです。
細いティップから急激に太いテーパーを持たせたこの長尺竿は、ソフトベイトやメタルジグ、ハードプラグまで、様々なルアーを荒磯へ投入することができます。
また、ベイトキャスティングリールの効果と相まって、操作時の根を躱す動きも格段に取りやすくなっています。
中・小型テトラエリア程度などの場所、用途によってはやや重い竿となります。
また、ファイト時にフルベンドさせるような釣りはほとんどありません。
ソフトベイトのセッティングとなるため、大型のキャスティングジグにはティップが細く、60前後までのメタルジグがメインとなります。
大型のオフショアプラグ等をご使用の際は垂らしを長めに取り、ゆったりとした動作でのキャストをオススメします。