GCRAFT SEVEN-SENSE MID REEF MRS-962-HHH[ALL TITANIUM K-GUIDE MODEL]
(ジークラフト セブンセンス ミッドリーフ MRS-962-HHH[ALL TITANIUM K-GUIDE MODEL])
「超軽量、高反発、超遠投ブランクスの誕生」
青物専用設計【印籠継】
2006年5月の初期プロトから5年の歳月を経て、煮詰め尽くしたNewMIDREEFがいよいよリリースされます。時間を掛けた最大の理由は、高弾性(40t)プリプレグによる軽量化伴う劣化速度の算出にありました。中弾性(30t)の劣化速度は、前モデルの「1062」にて算出されており、信頼性はあるのですが、過酷極まりないショアジギングを可能な限りの軽量化を施し体力の消耗を軽減するには高弾性(40t)のコンポジットは避けられません。しかし単に軽量化を実現するのであれば、これほどの時間は必要としません。常に新しいことに挑戦し、ブランクスの強度、性能に拘れば必然的に5年の歳月が必要でした。そうして、強度を加味した上での最大限の軽量化は完成するのです。その上で、テーパーを試し、シャクリやアクションを選別して行き、コンセプトに応じたブランクスになるまでありとあらゆるテストを繰り返しました。「1002」はプラッギング、特に40g前後のポッピングやミノーを得意としたティップを設計、潮の早い場所でも水深30m前後であれば60gジグをシャクれるバットを搭載、食い込みの良さとジャーク時のシャクリ心地を徹底的に煮詰めました。5kg前後の青物であれば主導権を一切与えないブランクスになっています。厳密には小州沖一文字でのトッププラグによるシイラや加太周辺のゴロタ場等でのポッピングや、使用頻度の高い60gジグによる青物(メジロ級)には特に重宝するモデルに仕上がっています。「992」と「962」は比較的潮の早い場所にてジャカジャカやワンピッチジャークを得意としたジギングをメインに設計。誘い出しに有効なダイビングペンシル系にも対応。「992」は潮流の速い場所では80g前後「962」は100g前後が使いやすく、比較的潮の緩いヨレ場の水深のある場所等では「992」は100g前後、「962」は120g前後が使いやすいブランクスに設計しています。ターゲットは10kgクラス。厳密には加太周辺のゴロタ場でのブリクラスやカンパチ、串本潮岬の沖磯等、潮流の速い場所での大型シイラやヒラマサ・ブリクラスを得意としています。時間はかかりましたが、ようやく自信を持って使って頂ける「NewMIDREREF」が完成しました。このロッドで思う存分狙いのターゲットと対峙して下さい。
●Length : 9’6” ●Lure max : 150g ●Lure best : 110g ●Line max : PE5 ●Rod wt : 348g
テスト概容
●紀伊半島(加太・小浦・周参見・見老津・串本)の沖磯・地磯でテスト。秋季は加太周辺の地磯、潮流3~5ノットのヨレ場にてメジロ・ブリ・カンパチをジグ&トップにてテスト。冬季は小浦地磯にてメジロ・ブリ(5~8kg級)をミノーやトップ等のプラッギングでテスト。夏季は周参見・見老津にてハマチ~メジロの4kg級をジギング及びプラッギングで、串本沖磯では各モデルを使い大型シイラをプラッギングにてテスト。
テスト使用リール
●スピニング:【1002】ソルティガゲーム3000+PE2+リーダー35lb(2m)/セルテート3500HDカスタム+PE2.5+リーダー40lb(2m)
●スピニング:【992】'98ステラ5000H+PE3+リーダー50lb(2m)/'08ステラSW5000XG+PE3+リーダー60lb(2m)
●スピニング:【962】'98ステラ6000+PE3+リーダー60lb(2m)/'08ステラSW8000HG+PE4+リーダー70lb(2m)
テスト使用ルアー[コンセプト上、使用頻度が高く、好釣果を得たルアーを代表的に抜粋しています。]
●激投ジグ65/85/105/125・激投ジグエアロ60/80/95・センターボルテックス75/90/110・ヒラジグラ80/100/120・CBマサムネ95/115/135/155
デコポップスリム130・デコペン160F・ドラドポッパー140F・オシアペンシル1152・1150・ポップクィーン130・フリッツ42
【 第7の感覚 】
「絶対的飛距離」これが、SEVEN-SENSEの概念であり、G-CRAFTとして創るすべてのキャスティングロッドに共通する存在理由である。 飛距離にこだわる以上、SEVEN-SEVSEの「核」を設計する段階でどうしても確認しておかなければならない事がひとつだけあった。 それは、G-CRAFTの設計能力がどれ程のレベルなのかを認識すること。
1998年に設計開始。 そして、その2年後の2000年秋、インランド競技の世界に足を踏み入れる。両手投げ固定リール種目、18gのラバーウエイトが0.25以上のナイロンラインでどこまで飛ばせるかを競う競技。 そして、過去行われたすべての競技会で表彰台に登る成績、G-CRAFTの設計能力が18gで100mOVERの飛距離を叩出せるブランクスが設計可能であることを認識する。 そのインランド競技の世界で得た最強のカーボン繊維構成と最高水準の成形プロセスはSEVEN-SENSEの要求特性の異なる各コンセプトモデルに応じて脈々と受け継がれている。
高感度、高強度、高反発、高トルク、超軽量、超極細に絶対的飛距離という名の「DNA」が加味されそれは、今までのキャスティングロッドでは味わえない異次元の感覚を使い手に与える。 人間の持つ全神経、全感覚を超越した、第7の感覚と成り得るロッド。それが『SEVEN-SENSE』である。