ダイワ 24セルテートLT-3000-CH
いつまでも愛着を持って使い込んでもらえるようなスピニングリールを創りたい。
特定の誰かのためではなく、すべてのアングラーのために――。
そのために目指したのは、使い手を選ばない快適な操作性、不安を感じさせない確かな剛性。
CERTATEに込められた、その理念は20年の時を経た今も、何ひとつ変わることはない。
NEW CERTATEに搭載された、次世代スピニングリールの設計思想「エアドライブデザイン」は、快適な操作性を求め続けた、CERTATEのひとつの到達点。
釣り人が求める、意のままにルアーを操作することを目指した設計思想で、最大4つのテクノロジーで構成される。
このエアドライブデザインをフル装備することで得られる恩恵は、あまりにも大きい。
最適な重量バランスからなる軽やかな操作性。
タックルとの一体感を得られる軽快な回転フィール。
わずかな魚のアタリや流れの変化も感じられる巻き感度。
ライントラブルの大幅な低頻度化。
それは、現代のアングラーに向けたCERTATEの明快な答え。
新型ドラグのATD TYPE-Lは、ラインへの負担を軽減し、ハイレスポンスでスムーズな滑り出しによる安心で心地よいファイトを約束してくれる。
この操作性は、確かな剛性なくしては得られない。
だからこそCERTATEは、一貫して剛性にこだわり続けてきた。
その象徴ともいえるのが、アルミ素材による一体成型構造の「モノコックボディ」。
従来構造のスピニングリールで弱点だった、高負荷時のボディのたわみを極力抑え、強い巻き上げパワーを実現するダイワ独自のテクノロジー。
そこにねじ込まれるエンジンプレートもまた、アルミ製。
つまり、アルミ製のフルメタルボディによって、心臓部である内部構造は、がっしりとサポートされている。
その内部に組み込まれるドライブギアには、硬度を高める特殊表面処理を施し、高負荷時のギアへのダメージを軽減。
その動力をフロントユニットに伝えるメインシャフトには、アルミよりもさらに剛性の高いSUSを採用することで、パワーロスすることなく、パフォーマンスを最大限に発揮する。
確かな剛性と快適な操作性。
この一環した質実剛健こそ、積み重ねた信頼の証。
正統進化を果たした20年目のNEW CERTATE、新時代のスタンダード・スピニングリールを、すべてのアングラーに。
■24CERTATEボールベアリング搭載箇所
※10BB搭載(ダブルハンドルモデルは12BB搭載)
・ピニオン部2BB(CRBB)
・ドライブギア部2BB(CRBB)
・ラインローラー部2BB(CRBB)
・ハンドルノブ部2BB(CRBB)
(ダブルハンドルモデルは2×2BB)
・メインシャフト部1BB(CRBB)
・オシレートギア部1BB(CRBB)
AIRDRIVE DESIGN
エアドライブデザインは、釣り人が求める意のままにルアーを操作することを追求した次世代スピニングリールの設計思想。エアドライブデザインは、最大4つのテクノロジーで構成されています。巻き出しが軽く、ハイレスポンスな回転を生み出すエアドライブローターの搭載を必要条件とし、軽量、トラブルレスなエアドライブベール、不要な肉を限界まで削ぎ落し、軽量化を突き詰めた薄肉設計のエアドライブスプール、メインシャフトを高精度カラーで支持し、さらにピニオンギアと非接触構造とすることで、高負荷時でも回転ノイズの極めて少ない軽い巻き上げを可能としたエアドライブシャフト。これらの相乗効果とリールの重量バランスの改善により、高次元での操作性を実現します。
AIRDRIVE ROTOR
独自の理論により、球体からそのまま切り出したかのような新形状を導き出し、そこからさらに不要な肉を徹底的に削ぎ落すことで、剛性を維持したまま、大幅な軽量化を実現します。操作性、感度の向上に繋がる巻き出しの軽さが飛躍的に向上しました。
AIRDRIVE BAIL
剛性と軽量性をもたらす中空パイプ構造を採用してきたエアベールを、さらなる軽量化を実現するべく、必要強度を維持しながら小径化。ラインがベールからラインローラーヘと、よりスムーズに移行可能な最適なベール角度に傾斜セッティング。さらなる軽量性、トラブルレスを実現しました。
AIRDRIVE SPOOL
不要な肉を削ぎ落し、軽量化を突き詰めた薄肉設計。スプールスカート部の薄肉設計はもとより、スプール内部の肉抜きに至るまで徹底的に軽量化。スプールが軽量となることで、巻き出しの軽さやキャスト動作などの操作性が向上しました。さらに作動抵抗の少ないドラグ発音機構により、ドラグ作動時のレスポンス向上を実現します。
AIRDRIVE SHAFT
メインシャフトとピニオンを非接触構造とし、摩擦抵抗をゼロにするリニアシャフトを、さらにピニオンの両端をBBで支持することで、入力されたパワーを最大限回転力ヘ繋げることを可能としたシステム。さらにメインシャフトを高精度カラーで支持することにより、回転ノイズを徹底的に減らすことを可能としました。
MONOCOQUE BODY
強靭・耐久テクノロジー、モノコックボディ。従来スピニングリールは、ボディとボディカバーでドライブギアの両端を支持し、それを数箇所のスクリューで固定する方式が一般的でした。この構造から、更なる精度と剛性の向上を目指し、ボディカバーを廃し、ボディに直接高精度のプレートをねじ込むことで固定したのがモノコックボディ。これによりギアの支持精度が高まり、また剛性・気密性も向上しました。更には、従来スクリューに取られていたスペースを活用し、ドライブギアのサイズを極限まで拡大することにも成功。モノコックボディとは、MONO(ひとつの) - COQUE(殻)という意味。一枚貝の殻がそうであるような強靭さを象徴する、まったく新しい形状はリール構造の常識を打ち破ります。
TOUGH DIGIGEAR
過酷な環境に耐え抜くにはリールを支える強靭な心臓部が必要です。滑らかな回転がより長く続く「タフデジギア」。
ATD TYPE-L
魚の引きに合わせスムーズに作動し、滑らかに効き続けるATD。その初動レスポンスを高めたATD TYPE-L。滑り出しと追従性を追求し、ドラグ設定を気にすることなく、ファイトに集中することが可能となりました。
※5000番は高い耐力を持つカーボンATDを採用
LC-ABS(ロングキャストABS)
ABSⅡの接触抵抗を減らす思想はそのままに、接点を前にだすことでよりスムーズなライン放出を実現。リング部が前に出た効果でリング上にラインが乗りにくくなり、従来のABSⅡ以上に約5%の距離UPとトラブルレスの向上に成功しました。LC(=LONG CAST)を実現する次世代のABSスプールです。
MAGSEALED
ボディとローターの隙間に磁性を持つマグオイルの壁を作り、海水や埃などの侵入をシャットアウトするDAIWA独自の防水構造。
MAGSEALED LINE ROLLER
ラインローラー部はラインが拾ってくる水や砂をダイレクトに受けるパーツ。この厳しい条件にあるラインローラーの防水性が高まることで、回転フィーリングや感度などの初期性能の維持を助けます。また、塩や異物をかみこむことが激減し、当時、初採用したEXISTにおいては、実に1/10に減少しました。さらに回転が良くなることで糸ヨレの軽減効果も向上します。
※フィネスカスタム除く