ツララ エクストリーム フライテクス グルーヴィ60S
<b>6フィートのマルチスピニングロッド!
メバリングやアジング、ブラックバスやシーバスのバチパターンなど、幅広いシーンで活躍しているGroovy70Sと80S。その二本のコンセプトをそのままに、レングスを6フィートまで短くしたGroovy60Sが満を持して登場です。7フィートではちょっとレングスが長いと感じてしまう狭い場所での釣りや、足元の釣り、渓流など、6フィートのレングスを活かして攻略できるエリアは増える事でしょう。
マイクロルアーから小型ミノーまで
やや先調子のドライなティップは、1g程度の小さなルアーも扱える繊細さを持ちつつ、ベリーはボトム操作が出来る程に張りがあります。これにより、ワーミング、プラッキングどちらに対しても絶妙な操作感を生み出しています。魚のバイトに対して素直に追従するティップと、フッキングパワーを確実に伝えるベリー、Groovyシリーズの根幹を確実に形にした一本です。
PEセッティングでの飛距離も、レングスの短さを感じさせない程に伸びるのも特徴です。似たような位置付けに、グリッサンド56を思い浮かべる方もいるかも知れませんが、それに比べ、ティップからベリーはマイルド。グリッサンド56との使い分けで遊べる幅もグンと広がるはず。仕舞寸法81cmとコンパクトなので、車にも楽々入るほか、公共交通機関での移動時にも持ち運びやすい長さです。アジングやメバリングはもちろん、エリアフィッシングや渓流にもオススメのGroovy60S。使い方は様々。休日のブラリ旅を最高に楽しむための一本が遂に完成です。
Spec
★GROOVY 60S
◆Action F ◆Length 6'0"◆Folded Length 81cm
◆Rear Grip Length 19cm◆Rod Wt. 約139g◆PE (MAX) #0.8◆Cast Wt. 0.5~7g
★ガイドセッティング
ガイドはPEでの飛距離とトラブル回避を考えたローアングルの小口径多連式セッティング。これによってメイン位置のガイドがアルコナイト製でありながらもガイドの個体負荷を軽減し、手頃な価格でありながらも上位機種に引けを取らない性能を引き出しました。
※壁などに当てやすいトップガイドはSiCになっています。
★グルーヴィ・ストーリー
旧グルーヴィは、富山県のSIN-ZOベイトマスターの皆様によって作られました。中〜大型キジハタの生息数に恵まれたこの地でのアジングやメバリングのようなウルトラライトゲームでは、突然のキジハタ襲来によって度々難しいランディングを強いられ、悩まされてきました。
「不意のキジハタバイトにすぐに対応ができるウルトラライトロッドを作って行きたい」ということで、繊細なティップで強いバットへとシフトする安価設定の2ピース・旧グルーヴィシリーズが生まれました。アジングの柔らかいティップを持つ70HS-L、メバル用のドライなティップの80T-Lという二機種です。
その後、モデルチェンジで一度グリップを軽くして操作性は向上しましたが、開発当初のメインコンセプトである大型魚とのやりとりの際の肘での安定性を欠き、他社ロッド同様ベリー部分に頼るファイトをする竿になりました。
2018年、ツララとは別の独自の工場で生産されていた旧グルーヴィの工場変更に伴うモデルチェンジを控え、一方のツララチームではストリートフィッシングロッドとしてのウルトラライトシリーズをフライテクスブランドとして打ち出すことになっていました。
この時、かつて優秀だったグルーヴィブランクスの設計をそのまま統合。
グリップジョイントの2ピース&グリップへと変貌させ、その名前をツララへと継承させることに。
この際に携帯性を高めるためにセッティングをPEに特化させることでガイドの足を低く下げました。
そして、旧グルーヴィ開発当初で最も重要だったファイト時の安定性を再度重視したヘビーグリップを採用。
再び「大型魚への即座の対応」というコンセプトに向けることになりました。
日本で、世界で、楽しいライトゲームを繰り広げたい。
そのためのキーを担う、重要な一本になれるように。