トランスセンデンス モンスターフィン70S 22 (TRANSCENDENCE Monsterfin70S 22)
狙って、掛けて、止める。
Monsterfin70Sは7ftのシャローに潜むデカマサや、GTなどを根から強引に引き剥がすために開発されたショートキャスティングロッドがMonsterfin70Sです。
開発コンセプトは”掛けて止める”。
既存のダイビングペンシルに加え、ルアーをジャーキングしたり、シンキングペンシルを アクションさせるために開発を 進めてきたショートロッドです。 大型のプラグから180g程度のシンキングペンシルまでをフルキャスト可能であり、ロッドが短く、軽いためルアーをジャークしやすい設計になっています。
また、バットパワーは Laulau83GTSよりも断然強い設計になっており、大型青物のランに耐える強靭なバットセクションになっています。 破断強度は圧倒的な35kg(工場ベース)。アンダーキャストなどが必要になって くるようなシチュエーションでもアンダーキャストがしやすい設計です。
このロッドはビッグプラグのクロマグロゲームや、シャローの大型ヒラマサやGTの突っ込みを制するために開発された専用ショートロッドです。ルアーを長時間アクションさせる際の操作性・軽量さ、大型プラグのキャスト性能、魚にプレッシャーを与えられるブランク性能を徹底的に追求しました。
オフショアの釣りでも、バスやシーバスフィッシングのようにルアーをジャーキングしたりトゥイッチしたり、自分でマニュアル感を楽しみながらキャッチしたいというのがMF70Sの開発のきっかけでした。 一般的なオフショアロッドは8ft台のロッドが多く、長く取り回しが悪く重いため、長時間のルアーのジャーキングアクションには向かないロッドが多いと思います。
MF70Sはロッドウエイトも軽く、レングスも短いため、ジャーキングをし続けることが可能です。もちろん、あくまでもキャスティングロッドであるため、 キャスト性能を確保するためにティップセクションはLaulau83GTSのようなしなやかさを確保することで、 ブランクスの反発力を最大限に利用してルアーを遠方に送り出すことが可能です。
また、掛けた後も強靭なバットセクションでシャローでもプレッシャーをかけられ、イニシアチブを取れる ロッドにしました。ショートロッドなのでファイトが楽なのも特徴です。 もちろんクロマグロなどの100kgクラスでも問題なく使用可能です。
MF70Sは単なる剛竿ではなく、魚をかけにいく、攻めるためのオフショアショートロッドです。大型ミノー などをジャークした際に入力したチカラがルアーにダイレクトに伝えるシャープさも兼ね備えています。これで入力したチカラをマニュアル感満載で伝えることが出来るので思いのままの誘いが可能です。
【スペック】
【Length】:7.0ft
【Closed length】:770mm
【Piece】:3
【CastWeight】:80ー200g
【PE】:6-12号
【Rod Wt】:327g
【Drag】:15kg
「 ※生産時にやむを得ず発生する小さな傷、僅かなガイドのズレ、ナキ、キシミ等は交換対象となりませんのでご注意下さい。」
リールに関してはガイドがMN40を採用しているため、飛距離の観点からはSTELLA14000番から18000番 までが使いやすいように設計されています。水深20m以下のシャローエリアで19.5kgの大型のヒラマサをキャッチした際はPE10号、STELLA18000 番をほぼフルドラグでキャッチしました。シャローのヒラマサのシイラパターンやGTのシャローゲームでは、走らせる釣りではないので14000番に10号165mでも良いと考えています。
ドラグ15kgで も余裕のあるファイトが可能です。MF70Sは慣れるまでは飛距離を出すのに苦労するかもしれません。それはショートレングスロッドであるということと、ブランクスの硬さにあります。キャスト距離を稼ぐため にはティップセクション#1のブランクの反力を最大限に引き出してあげる必要性があります。しっかりと ルアーのウエイトをブランクに乗せてあげると想像以上の飛距離を達成出来るはずです。
また、南米を中心とした淡水のビッグゲームにはLaulau83GTSよりもMonsterfin70Sの使用を推奨します。理由としてはボートでのファイトのシチュエーションが多く、大型の魚が多いためショートロッドの方がファイトがしやすいからです。