ツララ ハーモニクススタッカート86MHLS-HX (Tulala HARMONIX Staccato86MHLS-HX)
当初はシーバスロッドのMHクラスを想定して開発スタート。開発段階で、ビッグベイトやビッグミノーを多用することが多く、軽いウェイトを使うミディアムクラスの役割を以後の開発別機種に引き継ぎ、スタッカート86はより強くなり、大型ルアー、大型魚に特化したロッドに進化しました。ロッドのロゴはアカメ。パワーはシーバスロッドのMHクラスではなく、アカメを想定した場合のMH表記となります。シーバスの場合は小規模から中規模河川、コノシロパターンなどのビッグミノー、ビッグベイトパターンで活躍することでしょう。スタッカート78、98に搭載されていた「ストローセッティング」がスタッカート86にも搭載され、スタッカートブランクスを全力で堪能できる一本に仕上がりました。
干満差の激しい地域の、橋脚やストラクチャー周りでのパワーファイトも得意なロッドです。5キロ程度のシーバスであれば、まだまだ余力を残して対応出来てしまいます。テスト中、スタッフ川村が126cm推定30kgオーバーのアカメを筆頭に、大型魚を幾度もキャッチ。その中で、やり取りに不安を感じる事は無かったとの事。ラインは1.5~3号(川村は基本的に2号を使用)リーダー30~80ポンドまでを使用。ルアーは30~70g程度をメインに使用しています。
■Action:RF
■Length(ft):8'6"
■PE(# MAX):3
■Cast Wt(g):12~70
リアグリップの長さはウェーディングを想定し設計されています。取り回しに邪魔にならない長さで、かつファイト時はしっかりとロッドを掴むことが出来ます。昼夜問わずに水辺に立ち続けるアングラーにとって、肉体的にも精神的にもストレスの少ない長さとなっています。
PEラインの持つメリットデメリットを把握し、飛距離、負荷分散、感度伝達など、メリットをトータルバランスで引き出すことができるガイドセッティング
現代の釣りにおいて、ナイロンやフロロカーボンに代表されるモノフィラメントのラインでは妥協せざるを得なかった点が、PEラインの出現によって劇的な変化を迎えました。しかしながらPEラインがいろんなフィッシングスタイルに多用されるようになっても、釣り竿のガイドセッティングは旧態依然の従来のモノフィラライン仕様のままというのが実情です。従来のセッティングでは、PEラインのせっかくのよさが活かせず、 デメリットとすらなる事があります。
PEラインは、張りがなくラインのクセがつかないことが特徴。 モノフィラライン各種は進化したとはいえ、PEラインと比較して圧倒的に張りがあり、クセもつきます。 そのラインの張りとクセの特性から、リングサイズを大きくし、ガイド 数を少なく配置するのが従来。あくまでもこれらモノフィララインでの飛距離を優先していたからだと考えられます。